国産トライリンガル(英語・中国語)のススメ

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2011年 07月 01日

「できる!」と信じること、分からない箇所を無視すること、ネイティブ向けの素材を教材にすること

e0152956_10365227.jpg以前、外国語を話す上でいちばん大事なことは「自分は話せるんだ」と信じることだと書きました。これはスピーキングにおいてだけでなく、リスニングでもリーディングでも同じことです。

私も2年前の夏に英語のオーディオブックを聞き始めるまでは、ネイティブ向け(学習用でない、という意味)のリスニング素材は勝手に「歯が立たない」と決めつけて敬遠していました。オーディオブックを数冊分聞いた後、リスニング力がアップしたというよりは、英語を聞くのに慣れたという実感があり、何となく「聞いてみようかな~」と思い立って英語ネイティブ向けの旅行番組のPodcastを聞き始めました。その時に100%ではなかったのですが、聞いて分かったし、楽しむことができたんですね。そしてこのPodcastを皮切りに、ニュース番組、バラエティ番組、ドキュメンタリー番組など、英語ネイティブ向けのリスニング素材を次から次へと聞くようになりました。私の場合は主にPodcast、オーディオブック、Youtubeを使ってこういった番組を楽しんでいます。

中国語はなかなか英語ほどPodcastもオーディオブックも充実していませんが、Youtubeのおかげでネイティブ向けの番組を存分に楽しめています。これも果敢に英語ネイティブ向けの番組を聞き始めた後に「中国語だって教材の枠にとらわれなくたっていいじゃないか!」と思い立ち、中国語ネイティブ向けの番組を聞き始めたところ「なんだ、楽しめるじゃないか!」となったという訳です。

小説や新聞などのリーディングに関しても同じことが言えますが、やはりネイティブ向けの素材を使って勉強するなら、中級程度の語学力が必要とされます。逆に言うと、中級程度の語学力があれば市販の教材にとらわれず、どんどんネイティブ向けの素材を使っていかれたらいいかと思います。理由は3つです。

(1)自分に興味のある素材を見つけることができるから。

(2)大量の英語なり中国語なりに触れることができるから。

(3)「勉強しているんだ」という感覚が、「楽しんでいるんだ」という感覚にかわるから。

(1)ですが、当然のことながら「教材になっているものの中から」よりも、「英語や中国語で書かれたもの・吹き込まれたもの全ての中から」の方が、ずっと自分の興味にぴったりくる素材を見つけることができるからです。本当に自分が楽しんで読む・聞くことができる素材があれば長続きするもんです。

(2)に関してです。例えばニュース番組をスクリプトつきでまとめた教材や、実は私も大好きなアルクのEnglish Journalや中国語ジャーナルなんかも、一冊全部やれば多読・多聴になります。それでもネイティブ向けの番組を聞きあさるのに比べると、はやり教材を使って外国語に触れられる時間というのはしれているんですね。Youtubeのいいところは、ある番組を見終わった後に、その番組に関連のある動画がざっと表示されますよね。興味のある番組なり人なりができたら、それと関連のある動画をどんどん見ていかれたらいいかと思います。芋づる式に見ているうちに、かなりの量の外国語に触れることができます。

(3)は心理的なことですが、教科書を使って勉強していると、当然のことながら「今自分は勉強しているんだ」という感覚を持ちますよね。ところがネイティブ向けの番組を聞いたり、洋書を読んだりしていると、「今自分は楽しんでいるんだ」という感覚に陥るわけです。些細な知覚上の違いのように聞こえますが、「勉強している」と思うと、自分はあるレベルに到達するために頑張っている、ということになります。しかし「(外国語で書かれたもの・吹き込まれたものを)自分は楽しんでいるんだ」と思うと、自分はあるレベルにすでに到達していてこの言語を操ることができるんだ、ということになります。この心理的な違い、お分かり頂けるでしょうか。一旦この心理的な差を実感してしまうと、なかなか「勉強している」ことをひしひしと感じてしまう勉強法には戻れなくなってしまいます。駅でさっと洋書を開いている人なんかをみると、ちょっと「ふん!」とも思いますが(私だけ?)やっぱり「かっこいいー」とも思いますよね。そういう視線は気持ちいいもんです。ウォークマンでネイティブ向けの素材を聞いているときなんかは、誰にも見られていないわけですが、「私はBBCを聞いているのよ!」と思うとなんとなく気持ちいいもんなんです。

よく「多読と精読、どちらが大事?」なんてことが言われますよね。答えはどちらも大事です。ただ「多読・多聴なしに、超上級にはなれないのでは?」と私は考えています。そして楽しんで多読・多聴するにはネイティブ向けの素材を使うしかないんです。そしてそしていかにネイティブ向けの素材を使って多読・多聴できるかは、(はじめのうちは)いかに分からないところで止まってしまわないで、細かいところに気を払いすぎないで、ざっと全体の意味を把握できるかにかかっていると思います。

そうです。やはり語学学習でいちばん大事なことは「テキトーであること」なのかもしれません^^;



長くなりましたが最後に・・・。
中級レベルに達してから、教科書を使うのが効果的でないという訳ではありません。その辺はバランスよく、ですね。あと超上級に達するまでは特に映画・ドラマなどの聞き流しは残念ながらほぼ効果なしのようです。聞くときは集中です。さもなければBGMになってしまいますので^^;


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by mei_mokh | 2011-07-01 10:37


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