国産トライリンガル(英語・中国語)のススメ

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2011年 06月 09日

恥ずかしい質問

e0152956_7512196.jpg欧米・中華圏をはじめとする多くの国々の人が直接的な表現を好むのに対して、私たち日本人は婉曲的な表現を好むというのは有名な話ですが、このことと今日のお話は関係あるのでしょうか。。。そういや先日も娘を抱っこしながら中国語のWeb Lessonを受けているときに中国人の先生に"你女儿比你可爱(娘さんの方があなたより可愛いわね)"とはっきり言われました。まあ娘のことを褒められて嬉しくない親はいないので、いいんですけど。

昨年末に2人目の娘を出産したのですが、今回は旦那(オーストラリア人)の母がオーストラリアから遥々助けに来てくれました。3歳になる長女がいるので出産時が大変になるだろうから、出産前に日本に来てくれるということになったのですが、これがチケットをとるのが結構難しかったんですね。そんなに長いこと滞在もできないので、なるべく出産ぎりぎりに到着したいけれど、もし出産が早くなって到着前に生まれてしまったら大変だし・・・というのでなかなか出発日を決められずにいました。

そんなわけで私たちは、早い段階から「いつ生まれるんだ!?」ということをかなり気にかけていたのですが・・・。妊娠後期に入ると、健診のたびに義母が「いつ生まれそうか聞いておいて」と私たちに言うんですね。出産予定日はもちろん知らせているので、彼女が言っているのは「今の状態だと何日に生まれるか教えて」ということなんです。でも臨月に入ったとしても(もちろんこの質問をはじめたのは臨月に入るずっと前)、何日後に生まれるなんて医者にも分かりませんよね。。

で、健診のときにお腹の中の赤ちゃんのサイズを測ったり、心臓の動きなんかをチェックしてもらった後に、「あのー、いつ生まれますか?」と聞くわけですがやっぱり先生も笑うしかないわけです。「予定日は1月12日になってまうけどね。今のとこは早産の可能性もないし、まぁ予定日の1週間前後ぐらいでは?としか言えません。」と言われました。

そういえば1人目を妊娠したときに、義母の時代にはなかった「超音波」でお腹の中の赤ちゃんを見ることができるんだよ、と伝えたときに、ひとしきり感動した後「その超音波というのが赤ちゃんの体に悪い影響を与えないか、念の為に聞いておいて」と言われました。医者に聞いた結果は「赤ちゃんの体に悪いことをやるわけがないでしょ」とのことでした。まぁそうですよね。。。

これは私が覚えているうちのほんの2つの例でしかないのですが、とにかくこういう「え、そんなこと聞くの?」という質問が多いんです。おもしろいと思ったので、彼女が来たときに色々聞いてみたら、程度の差はあれど「いい回答をもらえないであろう、と思う場合でも、とりあえず自分の疑問はぶつけてみる」というのは義母のみならず少なくとも欧米社会では一般的な態度であることが分かりました。「大事なことなら恥ずかしがる必要ないじゃない。予想通り答えがもらえなかったらそれまでだし、何か有益な情報をもらえたならばラッキーじゃない」と。

そういえば、先日娘がロタウィルスという毒性の強いウィルスに感染して、不調が2週間ほど続いたんですね。心配して仕事をぬけて病院に来た旦那も診察室に一緒に入って先生のお話を聞いていました。私は処方してもらうことになっていた薬の使用法や、もしそれでも嘔吐が止まらなかったらどうしたらよいか、またこの先どんな症状が起こり得るか、などの質問を先生にしていました。最後に旦那に「何か他に聞いておくことない?」と聞くと、彼は「えっと、娘はいつ治りますか?」と先生に聞きました。この質問はちょっと・・・。私の感覚としては、「そりゃ確かにいつ治るか私だって知りたいけど、そんなもん今後の病状次第やし、先生も親も必死でできることをやってても、なかなか治まらないで心配してるっちゅうのに、そんな質問するか?」という感じでした。「一般的にロタウィルスに感染すると完治するまでにどのぐらいかかりますか」ぐらいなら分かりますが。

とにかくこういった具合です。例えば英語圏の国で、実際にどのような感じでこの「えっ!?」と言いたくなる質問・返答のやり取りがなされているのかまだ観察できていないのですが、少なくとも日本で日本語でこういったやり取りをするとかなりまぬけです。案の定「えっ!?」という顔をされますから。

その昔、姉の香港人の友達が日本に遊びに来た時に、2人でショッピングに行ったそうですが、「あれを試着したい」「あれも持ってきて」「これと違う色のものはないの?」「同じようなデザインでフリルが少ないやつは?」などなどなどなど、は店員さんへの要求がどんどん激しさを増していき、決して遠慮がちなタイプではない姉も最後には「ほんま、もうよー言わんかったで」と言っていました。こんなこととも、少し関係があるのかもしれません。

突き詰めていけば、「自分が持っている権利は存分に使う」とでもいいましょうか。「診察を受ける者として、親として、知っているべきことを聞いて何が悪い?」「客が自分が欲しいものを吟味するのに店員を存分に巻き込んで何が悪い?」などなど。。

例え言語自体をうまく扱えるようになっても、円滑な異文化コミュニケーションをはかるためには乗り越えるべき壁がたくさんありますね^^;

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by mei_mokh | 2011-06-09 07:54


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