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国産トライリンガル(英語・中国語)のススメ

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2010年 11月 17日

外国語を話す上でいちばん大事なこと その3

外国語を話す上でいちばん大事なこと その3 _e0152956_21565191.jpg皆さん、こんにちは~。ラストスパートをきったつもりなのに、思ったようにブログを書けないでいます^^; 生まれてしまう。。。頑張ります。いつも遊びに来てくださってる方、すみません~。そしてありがとう:))

今回も同じ話題なのですが(3回もひっぱる必要なし・汗)・・・とにかく言いたいことは、

「自分は話せるんだ~」と思いこんで口を開けばある程度は出てくる。或いは「自分は話せるんだ」と思っていなければ口を開く勇気さえが出ない。「無理無理。話せない。」と思っていたら、いつまでも話せない。

ということです。語学学習に終わりはない*、と言いますが、もし仮に「(学習言語で)自由に自分の意見を言える。大体どんなネイティブの会話も聞きとれる。映画も聞きとれる。ニュースも聞きとれる。バラエティ番組も楽しめる。小説も読める。新聞も読める。検定試験でも高得点をとれる。」というレベルを10段階の「レベル9」としますよね。主に会話に関してですが、特に英語の場合「学校以外で英語を勉強したことはないし、中・高と英語は苦手だったから」という人でも、私はレベル6ぐらいまでは「気の持ちよう」で一気に伸びると思っています。「話せる」と思いこんで話してみる練習をしていれば「レベル6」ぐらいまでは短期間で跳ね上がると思います。そのあとはダラダラなが~い道が待っていますが。他の言語を成人してから始めたという場合でも、ある程度基礎を勉強した後は「話せると信じて、話してみる」ことによって、会話能力はぐっと伸びるはずです。

最後にもう1つ、実例を。私は大学院に在学していたときに、「留学生と日本人が集まって様々なトピックについてディベートをする」という留学生センターで催されていた特別企画に参加したことがあります。メンバーは東南アジアから日本に来たばかりの学生が多く、彼らは英語は流暢だったけれど日本語はほぼゼロでした。他には欧米からの留学生が数名と中国からの留学生が1人、そして私を含めた日本人の学生が3名ほどでした。日本語でディベートができないことを想定していなかったスタッフは頭を悩ませた結果、使用言語を英語にしようと決めました。そこで「英語OKな人、手をあげてください。」とスタッフの1人が聞きました。そんなこと言われて驚いたのは、何が起こっているか状況をよく把握できていなかった中国からの留学生でした。東南アジアや欧米からの留学生が手をあげるのを、唖然として見ていました。そんなわけで初回はその中国人の留学生は全く口を開くことはありませんでした。

ところが数週間後、第2回ディベートが開かれたとき、彼女の態度は全然違っていました。前回の参加者に加えて、2回目からは新たに韓国からの留学生や日本人の学生が数名参加していたのですが、スタッフが「皆さん、英語OKですか?」と聞いた際に、中国人の彼女は他の留学生とともに「はーい」と手をあげていました。ほんで、超カタコトではありましたが、英語で自分の意見を言っていました。「おいおい、数週間でマスターしたんかい!」とツッコミたいところでしたが、私には
彼女の気持ち・心意気がとてもよく分かりました。

「そりゃ初回、日本語でディベートすると思ってたところを、いきなり『英語OKですか?』なんて言われたらびっくりして黙っちゃうわよ。ずっと日本語勉強してて日本語モードだったし。でも私だって、話そうと思えば何とか話せるのよ。」

ってな感じだったんでしょう。

「ある言語をマスターできた!」という明確なボーダーラインはないけれど、「話せる気になってやる」というボーダーラインは自分で設けることができます。そしてそれこそがペラペラ話せるための第1歩なんですよね:)) 

*先日、成人した後仕事の関係でオーストラリアに移住し、現在在豪30年以上、母語は英語ではないのだけれど、英語がネイティブの息子にさえ「ママの英語は完璧。間違っているのを聞いたことがない。」と言われている方と話をする機会があったのですが、彼女が"Language learning is a never ending process"と言っているのを聞いて、何だかガックリ(?)しました。「あぁ、あなたでもまだそう思っているのね。。。」と。


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by mei_mokh | 2010-11-17 21:56


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