国産トライリンガル(英語・中国語)のススメ

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2010年 10月 29日

外国語を話す上でいちばん大事なこと その1

e0152956_2337479.jpgなんとも大そうなタイトルですが、これから数回に渡って、私が個人的に外国語を話す上でいちばん大事だと信じていることを、いくつかの体験談を交えながら書いていきたいと思います。特に初級の方向けのお話になるかと思いますが、何とか上級者に分類されるようになった今でも常に忘れずにいたいと思っていることです。

私は大学2年生ごろから猛烈にまず英語、続いて中国語を勉強し始めました。外国語学習は、初級のうちがいちばん進歩が見られますし、本人も進歩を実感しやすいですよね。また私の場合、当時はまだ若かったことも手伝って、大学卒業までの2年間ほどが最も飛躍的に英語力・中国語力が伸びた期間だと思います。中国語に関してはほぼ独学でしたが、英語は英文科だったので大学の授業を大いに利用しました。今思い返してみても、大学での授業はおもしろいものが多かったとつくづく思うのですが、その中でもいちばん印象に残っているエピソードを今日はご紹介したいと思います。

大学1年生のときに受けていた英語の講読の授業中に、英語で書かれた短い物語を読みました。予習してくることが前提となっていたので、大抵の学生は分からない単語を事前に調べていたし、物語自体が難しいものでなかったので、意味をつかむのは難しいことではありませんでした。先生が何人かの学生を指名して、物語をざっと朗読させた後、「英語でこの物語の内容を説明しなさい」と言いました。高校までの授業で英作文(日本語の短文を、重要文法項目あるいは語彙を使って英語にするようなもの)はしたことがあったものの、自分の“ことば”で英語を話したことなどほぼ経験のない私たちにとって、その課題は到底無理だと感じました。実際、皆が口ぐちに「できません~~」と言っていたと思います。それでも先生はひとりの学生を指名しました。その学生は明るい物怖じしない子ではあったけれど、決して皆より英語ができるということはありませんでした。なのでもちろん彼女も「先生、できません」と最初は言っていましたが、「とにかくトライしてみなさい。とにかくやってみなさい。はい、スタート!」と先生にせかされて、なんとか口を開き始めました。そして、やり遂げたのです。恐らく短い英文を並べただけの、間違いもたくさんあった英語だったとは思います。でも「今読んだ英語の物語を、自分で英語で説明する」などという、当時の私たちからしたらとんでもない課題を彼女はやってのけたのです。先生は「ね?できたでしょ?」という反応を示していたと記憶しています。

そのときに、「しゃべれないと思っていたら、しゃべれない。しゃべろうと思ったら、しゃべれる。」ということに気がついたんです。・・・これが英語学習という点において、大学時代、あるいはこれまでの語学学習人生を通していちばん大きな出来事でした。

今でも英語や中国語で何かややこしいことを説明しようとして、しどろもどろになってきたら、一旦立ち止まってこのことを思い出すようにしています。「大丈夫、ちゃんと言えるはずだ。もう一回トライしよう!」というように・・・。いわゆる自己暗示ですよね。

私は、概して日本人が外国語を話すのが苦手な理由は、いつまでも自分はしゃべれないと信じてしまっていることにあると思っています。

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by mei_mokh | 2010-10-29 23:37
2010年 10月 26日

ラストスパート(?)

e0152956_12182015.jpgこのブログは、「こういうことを書こうかな~」と漠然としたアイディアがあって始めたのですが、続けているうちに、もともと書くつもりはなかったけど何となく成り行きに任せて書いたこともたくさんあります。その一方で、「これだけは絶対に書くぞ!」と当初から思いながらも、「いつ書こうか」と考えているうちに未だに書けていないこともあります。

ひとまず「絶対にこれは書いておきたい!」ということを書ききってしまったら、その後はどうしようかな・・・という考えが頭をよぎっていることと、年明けごろには子供が生まれるはずなので、その後はしばらくあまり時間もないだろうな~ということを考えると、特に6月ごろからノロノロペースで続けてきたブログですが、このあたりで少し気合いを入れなおして、書きたいことを書ききってしまって、一区切りつけようかなと考えています。・・・できれば子供が生まれる前に^^; 一区切りつけた後も、結局またこうしてダラダラととりとめのないことを書き続けるかもしれませんが^^;;

以前せっかくコメントでリクエストを頂いた「初心者向けの中国語学習方法」も、未だにどんなアドバイスができるか考え中なのですが、絶対に一区切りつける前に書きたいと思います。すっかり遅くなってしまってごめんなさい。どうかもうしばらくお待ちください!何かお役に立てる情報をお伝えできるようにしますので:)

更新が滞りがちであるにもかかわらず、このブログに遊びに来て下さっている皆さま、本当にありがとうございます~。もう少し、お付き合い頂ければ嬉しいです;)

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by mei_mokh | 2010-10-26 12:18
2010年 10月 16日

どう選ぶ?英語の本、中国語の本

e0152956_23212213.jpg英語、中国語の本が読めるようになったり、オーディオブックを聞いて分かるようになると、確かに楽しみは広がるのですが、次から次へと読みたい・聞きたい本を探すのってわりと大変ですよね。日本語の本なら、とりあえず書店や図書館に行って目にとまった本を手にとってパラパラと見ているうちに、読みたい本が見つかることありますよね。雑誌や新聞なんかに載ってる書評を読んで興味を持つものもたまーにありますが。

私の住んでる地域には、英語の本がたくさん置いてある書店はないし、中国語の本が置いてあるところなんて皆無です。読みたいものさえあれば(そんなにマニアックなものでなければ)、アマゾンや書虫で購入できるのですが、読みたいものを見つけるということ自体が難しい・・・という時が多々あります。

それである時からよくやるようになったのが、図書館の「英米文学」のコーナーにおいてある日本語訳をさらっと読んでみて、気に入ったものの原書を手に入れて読む、という方法です(大体の図書館が「英米文学」「ドイツ文学」「イタリア文学」「フランス文学」のような分類がされていますよね!?)。先週は、Will Northという作家の"The Long Walk Home"とYasmin Crowtherという作家の"The Saffron Kitchen"というのを見つけて「おもしろそうだな~、次はこれ読もうかな~」と思ってました。「自己啓発」のコーナーなんかにも、原書が英語の訳本がたくさん並んでるので、そこから選んでもおもしろいものが見つかるかもしれません。

あとはENGLISH JOURNALやAERA ENGLISHなんかで紹介されているものを読んでみることもたまーーにあるのですが、大当たりしたことはないかな^^; やっぱり人が「おもしろいから」とすすめてくれたものよりも、自分が「何かおもしろそー」と直観で見つけたものの方が楽しめるような気がします。・・・と言いながら、自分がおもしろいと思った本をこのブログでおすすめしてるんですけどね。

ちなみに英語はオーディオブックに偏りがちなんですが、最近聞いておもしろかったのは、ジュリア・ロバーツ主演で映画にもなっているElizabeth Gilbertの"Eat, Pray, Love"です。フィクションなら基本的に暗い重いシリアスなものが好きなんですが、これはよかったです。ABRIDGEDバージョンしか見つからなかったのですが、それでも7時間半と聞きごたえあるし、話が急に飛ぶ感じもないし。映画もおもしろいのかな?

中国語は三毛という女性作家の『撒哈拉的故事』を読んでます。自身の日常生活についてのエッセイなので、わりと簡単に読めていいですよ~。私の場合、中国語の小説は「次から次へと読みたいのに、読むものがなくて困る」というほど読んでないんですけどね^^;

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by mei_mokh | 2010-10-16 23:22
2010年 10月 09日

子供のバイリンガル教育その4

e0152956_953852.jpgご無沙汰しがちになっております。みなさんお元気ですか?
今回も長々と書いてきましたが…子供のバイリンガル教育のお話、ひとまずこれで終わりです。

小学校での英語教育がずでに多くの学校で始まってますが(もう完全義務化なのかな?)、これに対しても賛否両論ですよね。日本人の英語力の低さを嘆いている緒方貞子さんも"that's nothing"と強い反対意見を口にしてたなぁ。私も英語なんて中学校に入ってぼちぼち始めるのもちと早いぐらいじゃないの?なんて思っていました。

日本人は「『完璧に英語をしゃべれる人間』と『全く英語をしゃべれない人間』の2種類しかない。だから英語をしゃべれる人間を育てるには、早期教育が必須だ!」と考えがちのような気がします。その意味では、子供の頃から週数時間の英語学習を始めたぐらいでは何も変わらないだろうと思います。片親が英語話者であったり、幼少期の数年間を英語圏で過ごしたとしても全ての子供がバイリンガルになれるわけではないことを見れば分かりますよね。。。

そうなると早期英語教育義務化よりも、「自分の主張を持つ」「自分が伝えたいことを、言える範囲で伝える」といった練習をする方が、英語を話せる人材を多く育てるには重要なのかもしれません。

…と私も早期英語教育義務化は「あんまり意味ないよな~」という立場だったのですが、最近少し考え方が変わってきました。

例えば、娘とABCの歌をうたいながら散歩をしていたとき小学校3年生の女の子に英語で話しかけられました。内容は"Hello!" "How are you?" "I like elephants!" "I like tomatos!"など、わりと支離滅裂なものだったのですが、ちょっと感動してしまいました。覚えたことを機会があれば「話したい!」という態度こそ、外国語を話せるようになる上でとても重要なことで、ちゃんとそれを実行していたんです。「英語しゃべってる人がいる!しゃべりたい!!」という気持ちが湧くことは素晴らしいことだなぁと思いました。またカナダ人の先生に習ってるとかで、発音もよかった。

その他にも幼稚園(!)・小学校・プライベートな英語教室で英語を習ってるという子どもたちが、得意げに、時には恥ずかしがりながら英語を話してくれることが最近よくあります。

私の世代で英語が話せる人というのは、「『偶然に英語に興味を持った一握りの人たち』が頑張って勉強を続けた結果話せるようになった」というのがたいていのパターンではないかと思います。しかも中学生・高校生のころは英語らしい発音をすると笑われる(だから授業中もベタベタの日本語英語しか話さない)という悪い風潮がありました。

外国語を話せるようになるには、例え環境が整っていようと自らの努力が必須であることは確かです。でも、楽しそうに、きれいな発音で英語を話しかけてくれる今の子供たちを見ていると、この中から私たちの世代とは比べ物にならないぐらいの多くの子供たちが英語に興味を持ち、「話せる英語」を自ら学んでいってくれるんだろうな~という期待に胸を膨らませています:))

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by mei_mokh | 2010-10-09 09:53
2010年 10月 01日

子供のバイリンガル教育その3

e0152956_22432069.jpg私自身は英語に関しては完全に、中国語に関しても文法などをきちんと学習し語彙を増やす努力をするなどしたのは大人になってからなので、過去の投稿で何度か書いたように本当の意味でのトライリンガルどころかバイリンガルでさえありません。でもすこーーしだけ、バイリンガルの子供たちが抱く親の言語に対する複雑な思い(のようなもの)を体験したことがあります。

それは、3歳上のもともと中国語がわりとできた姉が、大学生の頃に中国語を改めて勉強し始め、みるみるうちにはまってしまい、しょっちゅう中国人の友達と一緒に過ごしては彼女たちと中国語を話しまくるようになったときのことです。私たちは子どもの頃に数年間中国に住んだことがあったのですが、そのときの「中国」に対する印象があまりよくなかったんです。80年代の話なので、中国での生活はかなり不便だったし、幼かったため異文化を楽しむことが全くできなかったんですね。だから帰国以来、「中国」と名のつくものは意識的に避けていたように思います。そんな中、こともあろうに姉が中国語を話し始めたんです。家で彼女が友達と電話で話している声なんかが耳に入ってきますよね。それを聞くのがなんとも言えず辛かったんです。なんなんでしょう・・・あの気持ちは。「両親がケンカするのを聞きたくない!耳をふさいでしまいたい!」という気持ちに少し似ていたかな。そう、聞くのが「辛かった」んです。姉はその頃から英語も上手に話していたのですが、英語に関しては「かっこいいな~。もっとしゃべってしゃべって~。」なんて言ってました。やっぱり自分は話せなないながらも本物の中国語を知っていて、中国にまつわるネガティブな印象なんかが頭に入っていたことと関係があるのかな。

それがひょんなことから(どんなきっかけだったか、また別の機会に書きます)自分も中国語にはまり、人目も気にせず話しまくるようになったんだから、勝手なもんですが^^; 

このへんのバイリンガルの子供たちの複雑な気持ち、学問的に研究されているのだろうか?「第二言語習得」の分野なんかでは、ここまで心理的な問題は取り扱われてないのかな?

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by mei_mokh | 2010-10-01 22:41