国産トライリンガル(英語・中国語)のススメ

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2010年 08月 29日

モチベーション1:頑張っている人の(が載っている)本・雑誌

e0152956_10930100.jpgまずはまともなモチベーションを維持する方法から。

外国語を学習する際に、身近に頑張っている人いればそれに越したことはないのですが、学生じゃなかったり、特に仕事内容が外国語と全く関係がないとそんな仲間を見つけるのは簡単なことじゃないですよね。
そこでモチベーションを保つのに役立つのが「頑張ろう!」という気を奮い立たせてくれる本や雑誌です。例えばここでも何度も紹介している金井さやかさんの『英語は耳読書で学べ(中経出版)』は単なる外国語学習のノウハウ本として利用しただけではなく、少しやる気がなくなった時に繰り返し読んでは自分のやる気を出すのに役立てています。

その他では、私は『AERA ENGLISH』という月刊誌が好きでわりとよく読んでいます。iphoneを使っての学習方法や、洋書の特集など、特定の情報が欲しくて読むことがあるのですが、「やる気」を出したいときに読むのは、一般の英語学習者が登場し自分たちの勉強法を紹介するようなものです。実際にそこで紹介されている方法を参考にすることは極めて稀なのですが、パラパラめくっては「みんな頑張ってるなー、よし、私も頑張ろう」と気合いを入れています。こういった記事で紹介されている勉強法は魅力的に見えますが、全部取り入れようなどと思ってしまうと、どれも三日坊主…ということになりかねないので、そのへんは「やる気もらったぞ、私は私のやり方で頑張るぞ!」という気持ちを多少は持っている方がいいかもしれませんね(こんなブログ書いておいてなんですが)。

あとは、『日経WOMAN』なんかもわりとやる気がないときに読んでは元気をもらってます。専業主婦なんで働く女性のための雑誌である『日経WOMAN』なんて読む必要は全くないのですが、私の場合は例えば子育てと仕事を両立させている女性の記事なんかを読むとグッとモチベーションがあがるし、私もいつか仕事するぞーと自分に言い聞かせたりしています。

例えば『ENGLISH JOURNAL』や『中国語ジャーナル』にも、よく英語や中国語を使って仕事をしている人なんかの勉強法が紹介されていたりしますよね。あとは今は分からないのですが、大学時代によく聞いていた「やさしいビジネス英会話」(今ももっと聞きたい~)やその一本前のマーシャ・クラッカーの「ラジオ英会話」も、当時テキストにはよく「英語の達人」のような人の英語との出会いや勉強法なんかに関するインタビューがでてました。特にやる気をもらったインタビュー記事は切り抜いて、テキストを処分した後も(…溜まる一方だし、結局見直すこともないし)残しておいて、くじけそうになると読み返したりしてました。

直接知っている人ではなくても「頑張っている仲間の姿」を見るのはとても刺激になりますよ~。

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by mei_mokh | 2010-08-29 10:12
2010年 08月 26日

モチベーションを保つには

e0152956_1342547.jpg「外国語は誰でも努力を積み重ねれば必ずできるようになる」という嬉しいことを耳にすることがありますが、幼少期を過ぎてからの外国語学習はやはり向き・不向きがあるよな・・・と私は常々思っています。

それでもそれでも、例えばスポーツ選手や音楽家の熾烈な争いを見ていると、「なるほど、外国語は努力さえすればある程度はできるようになるかね」という気になったりもします。まぁ、スポーツ選手と比較すること自体おかしいんですけど。

しかも外国語学習における「努力」とは、「コツコツと・細々と勉強を続ける」ことを意味しているように思います。ここでいーちばん大事になるのが「モチベーションを保つこと」です。

皆さんが学習を続けるモチベーションは何でしょうか。もちろん、「いつか外国語で自由に自分の言いたいことを言えるようになりたい」「洋書を読めるようになりたい」「外国語を身につけて、仕事に生かしたい」などなど、長期的な目標は学習を続ける上で大事ですよね。でもなかなか長期的な・究極的な目標だけを毎日考えていても、自分のお尻にムチを打って学習を続けることは難しいです。

私自身について言えば、モチベーションを保つのにいちばん苦労しなかった時期は大学生の時だったと思います。大学には同じように語学を頑張っている人もちらほらいたし、私ほど張り切っている人は他にいなくて若干浮いてはいたけれど英語の授業も楽しかったし、身近にいた友達は目標は違えど各々がやるべきことに好奇心を持って取り組む人たちだったし…。まぁ、語学に目覚めたのが大学に入ってからだったので新鮮だったこともあったし。

そしてモチベーションを保つのにいちばん苦労している時期は何と言っても専業主婦になった今です。勉強する時間を見つけるのは難しいし、別に勉強する必要もないし、意識していないと外国語学習のみならず「アカデミックなこと」からはどんどん離れていってしまうし。そうなると頭を「頑張るモード」に切り替えることはめちゃくちゃ難しいんですよね。

…それでも何とか細々と勉強を続けてます。次回から数回に渡って、モチベーションを保つのに役立っている方法・モノなどを紹介していきたいと思います。


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by mei_mokh | 2010-08-26 13:44
2010年 08月 20日

国際結婚によって語学は上達するか

e0152956_2284236.jpg・・・という質問に対する私の答えは「人による。私の場合は上達していないといえば嘘になるけど、(英語話者である主人と一緒に暮らすことによって)英語力が劇的に伸びたという実感はない」といったところです。

私の場合は、主人と一緒に過ごすようになった時にはすでに自由に話せるようにはなっていたし、主人の方もその時点でかなり長く日本に住んでいたので、2人の間での会話が主に英語ではあっても、例えば「外国人と話したことのない英語話者」と話すときのような勢い(とでも言いましょうか)のようなものは全くといっていいほどないのです。なんか中学1年生の英語教科書の付属CDのようなきちんとした分かりやすい英語を話すもんで。しかも彼は日本人に伝わりにくい英語を知り尽くしているので、無意識に「これぞーというような英語らしい表現」は避けてしまうようです。以前オーストラリアに行ったときに、かなり強いオージー訛りの人がいて、私はその人の言っていることが最初のうちは全く分からなかったんですね。なので、主人がその人の英語を私に英語で訳してたんです。で、私の方は「あぁなるほどね」となってたんですが、そのオーストラリア人にしたら「なんで俺が英語で喋ってんのに、わざわざ言いなおすんだ!」という感じだったようです。そう言われても、やはり訛りは慣れないと分からんです。

主人とニュースの話とかね、ナショナルジオグラフィックにのってる科学の話とか、アフリカの知られざる民族の話とかもするんですけど、どうも知らない語彙が出てこない(私が英語のあらゆる語彙を知り尽くしているというのではなくて、彼との会話の中に分からない語彙がほぼでてこない)。彼と一緒にいる中で学んだ新しい単語は、「さかむけ(skin peeling)」「ダラダラ流れるのではない、つぶつぶの汗(perspiration)」「水ぶくれ(blister)」「毛抜き(tweezers)」ぐらいじゃないかな?

私としては「英検1級単語帳」なんかにのっている単語を日常的にばんばん使って欲しいんですけどねー。でも私がそんな単語帳を見ていると、「その単語、どういう意味やっけ?」なんてよく聞かれます。

例えば英語がほぼゼロの日本人と、日本語がほぼゼロの英語話者が一緒に暮らして、共通語が片言ながらも英語・・・なんていう環境では、1年や2年経つと劇的に英語力は伸びるかもしれませんね。

そんな訳で、私の場合は「何もしなくても、日々英語に触れられる」という意味では非常に恵まれた学習環境なのですが、やっぱりこれでは上達せんやろなぁ・・・と思って自分で色々努力するようにはしています。たまに隣に暇そうに座っている主人の横で、イヤホンをはめて英語の勉強とかしてると、「こんなことせんと、この人と話したらええんちゃうん?」とも思うんですが、やっぱりこういう所謂「勉強」も必要かと。

とりとめのない話でした。


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by mei_mokh | 2010-08-20 22:10
2010年 08月 18日

中国語のオーディオブック2

e0152956_13524294.jpgそんな訳で、英語ほど簡単にMP3ファイルをダウンロードできる中国語のサイトが見つからないので、通販で朗読CD(まぁ要するにオーディオブックなんですが)として販売されているものをここ数カ月の間に2点買いました。

私はここんとこ中国語の書籍は大抵「書虫」というサイトで購入するのですが、朗読CDもこのサイトで見つけました。1つは李可という作家の『杜拉拉升职记』、もう1点は巴金の『家』です(どちらもUNABRIDGED)。『杜拉拉升职记』は以前、月刊誌『聴く中国語』で紹介されていておもしろそうだと思って購入しました。話自体はおもしろかったし、音質、朗読ともに問題ないんですけど、ちょっと凝り過ぎ・・・という印象がありました。男女2人のナレーターが交互に朗読するんですが、BGMがかかってたり、なんかもうちょっとシンプルにしてくれてもよかったかな。長時間聞くにはやはり「朗読音声のみ!」のものが個人的にはいいように思います。値段もかなり高めでした。

巴金の『家』は今聞いているところですが、これはいいです~~~~。買って正解でした。『家』は過去に読みかけて、どうもおもしろいと思えなくて止めてしまったことがあったのですが、何となくもう一回トライしようと思って今回購入しました。中国語を「美しい言語」と形容する人がわりといますよね。正直に言うと私は普段あまりそのような意識を持つことはなく、どちらかというと、まくしたてるように話される中国語を聞いて「おもしろいな~」と感じる方が多いくらいです。その上普段あまり「古き良き中国」というのを全面に押し出した小説なんかもあまり好んで読んでいません(-_-;) こんな私でも、巴金の『家』はその朗読を聞いて「中国語ってきれいだな~」と思ってしまいました。こちらの方は章がかわるときに、たまに短い音楽が入りますが、それ以外にBGMはなしです。最近毎晩、この朗読を聞きながらタイムスリップしている気分になってます。巴金の作品は他にも朗読CDが出ているようなので、また他のものもトライしてみようと思っています。

「書虫」のサイトにある「朗読CD」というページを見ると、朗読CDとして販売されているものの一覧表がでています。中国のウェブサイトを散々検索した後に、この「書虫」のページを見ると「正規の料金を払わないといけないんかー」という思いが頭をよぎらん訳ではないのですが、まぁやっぱりそれだけの違いはあるかな、という印象です。やはり正規の料金を払って購入するものとそうでないものとでは、品質の違いが顕著です^^

以下、全く個人的な意見ですが・・・。英語に比べて中国語の場合は「多読」がスピーキングの上達には直結していないような気がします。というのも、日本人が中国語の小説を読む際、分からない単語の意味や声調を調べながら読む・音読するという所謂「精読」をしない限り、どうしても目で見る情報だけを頼りに読み進めてしまう傾向があると思っているからです。何せ阅读の得意な日本人ですから・・・。その点、オーディオブックを利用、或いは併用すれば(文字を目で追いながら聞けば)、発音をなおざりにすることなく「多読(多聴か)」を進めることができます。私もこれからどんどん中国語のオーディオブックを利用して「多聴」していきたいと思います:))

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by mei_mokh | 2010-08-18 13:56 | 中国語学習法
2010年 08月 16日

中国語のオーディオブック1

e0152956_22354542.jpg現在のところ、英語ほどオーディブックが出回っている言語は他にはないようですが、日本語と同じように中国語のオーディオブックなるものもちょこちょこ目にするようになってきました。

このブログでも何度も触れてきたように、私は英語のオーディオブックを聞き始めてから、英語の能力が伸びたのはもちろん、とにかく気軽るに聞けるというんで(何せ耳さえ空いていれば、他のことをしながらでも聞けるんですから~)普段の生活の中に大きな楽しみができました。

是非この喜びを中国語でも・・・と思って、ちょこちょこ中国語のオーディオブックが出ていないかチェックしています。今日はこれまでに私が見つけた中国語のオーディオブックを手に入れる方法をご紹介しようと思います。・・・全く不完全な情報ですが(しかもお気に入りのウェブページがひとつ消えてたし)、現時点のものということで少しでも参考になれば幸いです。

まずMP3ファイルをウェブサイトからダウンロードするタイプのものとしては、以下の2つのサイトを使用したことがあります。

1つ目は"听派网"というサイトです。このサイトには古いもの(『红楼梦』とか)から新しいもの(『奋斗』とか)、また外国のもの(『哈利波特』とか)までわりと豊富に揃っていますし、私が検索したものはすべてUNABRIDGED(全ページを朗読した省略なしのもの)だったので聞きごたえもあります。ただこのサイトはまずメンバー登録をしないといけないし、有料なんですね。で、私の場合、このメンバー登録がどうにもうまくいかず、パソコンに詳しい中国に住んでいる(中国人の)友達に助けてもらいました。だから紹介しているものの、再び自力でメンバー登録をすることは恐らくできないであろう・・・という無責任さをお許し下さい^^; ものにもよるかと思いますが、朗読もプロの上手なものだったし、音質もきれいでした。

2つ目は"iLoveEasy - 我愛簡單網"という台湾のサイトです。私はこのサイトがわりと気に入っていてよく聞いていたのですが、今日久々に検索したらなくなってたーーー(嘆)。もしかしたら、いずれ復活するかもしれないし・・・ということで、とりあえず紹介しておきます。このサイトは1つ目のものとはだいぶ違っていて、メンバー登録する必要はありますが(でもとても簡単)、無料でMP3ファイルをダウンロードすることができます。しかし、1冊の本を初めから終わりまで読むというような本格的なオーディオブックではなくて、20分ほどの間にナレーターが本の内容をかいつまんで説明するというものです。BGMもかかってるし、ナレーターもFMラジオのDJのようなノリでそれぞれの本を紹介しています。それでもわりとおもしろくて、じゃんじゃんダウンロードして聞いていました。私が聞いたものには日本人作家・高木直子の『150センチライフ』の中国語版や、钟文音という作家の『写给你的日记』、Khaled Hosseiniの"The Kite Runner(邦題:『君のためなら千回でも』で映画化されました)"の中国語版などがあります。

今も中国語のオーディオブックをダウンロードできるサイトを探し続けているんですが、種類はたくさんあってもiTuneやaudibleのような音質がよく、種類も豊富で、信用ができるサイトとなるとまだなかなかないような気がします。中国語でオーディオブックは"有声书"や"有声小说"と言われるようですが、中国人の友達に聞いてみても大抵の人は「"有声书"って何?」といった反応が返ってきます。これから"有声书"が一般的になって、どんどんいいサイトが出てきたら嬉しいなあ。

興味を持たれた方は、是非"有声书"、"有声小说"などのキーワードで検索してみて下さいね~。

中国語オーディオブックの話、次回も続きます。

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by mei_mokh | 2010-08-16 22:41 | 中国語学習法
2010年 08月 12日

ペラペラ聞こえるコツ、これでおしまい

e0152956_1052522.jpg長々と書いてきました「ペラペラ聞こえるコツ」ですが、こうやって書きだしてみて気がついたことがありました。

それは即効性のある「ペラペラ聞こえるコツ」は、発話の飾りの部分をスラスラ言えるように練習すること。飾りの部分とは、何とか意味を伝えたいだけならば別に言わなくてもOKな部分。それは文が締まって聞こえるフレーズだったり、後付けの説明だったり、言いよどみのフィラーだったり、、、。こういった表現は、ある程度の種類を覚えて使いまわせばいいんです。だからスラスラ口から出るように練習しやすい。

もちろんコミュニケーションをとる上で大事なのは発話の身の部分ですが、そこをペラペラと話すようになるには日々の努力の積み重ねが必要だと思います。何せ表現したいことは、大抵の場合において無限大ですから、「ある程度の種類を覚えて・・・」とはいきませんよね。

さー、自分が伝えたい発話の身の部分をしっかりと表現できるようにするための練習と、ここ数回に渡ってご紹介してきたような即効性のある方法を組み合わせて、果敢に話していってみましょう!

次回からはまた違った話をしまーす。

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by mei_mokh | 2010-08-12 10:49
2010年 08月 10日

言いよどみ方その3

e0152956_23295927.jpg言いよどみ方の3種類目は「だ、だ、だ、だから、そうじゃなくて」のようにどもってしまう場合、「この書類ーーの、さんーー枚目のところにサインして、市役所宛ーーに送り返したらいいんーーちゃうかな」のようにだらだらと単語の一部を延ばして発音してしまう場合、「えっと、次はどこに電話したらいいんかな、(1.5秒ほどのポーズ)、あ、多分ここやね」のような発話の間に無言のポーズが入ってしまう場合、、のようなかなり生理的に思われるものです。

まず英語から。私が思うに、英語ではある程度の延伸はOKですが(e.g. "Well―, I don't think so")、日本語のように自由にどこでも伸ばせばいい、というのとは少し違うように思います。日本語では、日常会話の中でももちろん(e.g. 「えーっと、そーじゃなくて、あのーーー、何て言ったらいいんかなーー」)、特に政治家の話し方(e.g. 「我々がー、いちばんにー、考えてー、おりますーのはー、国民のー皆様にー、いかにー、えー、安心してーこの国でー暮らしてーいって頂けるか、というー、ことでーありましてーー、云々云々」)なんか聞いていると延伸が気になってしょうがないことがよくあります。

では英語話者の言いよどみ方がどんなのかというと、「どもり型(この表現は不適切なように思うので、以下「吃音型」と呼びます)」が多いように思います。例えば・・・、

・I, I, I didn't mean that, what I, I, I wanted to to say was, was, ....
・I,i,i,it was not that complicated as as as you think....
・So he went there to, to, to apologize to her initially, b,b,b,but for some reason, he, he, he came straight back home.

などなど。。。短音節の単語なら単語そのものが、多音節の単語ならその冒頭の一部が、日本語の感覚からすると「ちょっとやりすぎじゃないかな?」と思うぐらい繰り返されるのをよく耳にします。とりわけ冒頭に現れる短音節の単語(したがって人称代名詞、指示代名詞など)なんかは吃音度が高いように思います。

以前NHKでも放映されていたアメリカのドラマシリーズ"Ally MacBeal"の主人公Allyは、しゅっちょう発話冒頭の" I "を繰り返して発音していました。これはドラマなので、登場人物の話し方も少々誇張されたものかもしれませんが、でも感覚的には「英語ネイティブの人、こういう話し方するよな・・・」といったところです。もっと言えばWoody Allenなんか、すごいですもんね。あれは不自然のレベルに達しているかもしれませんが、イメージはあんな感じです。

あとよく考えながら話すときに、"I, aaa...I didn't want to do that actually..."のように(分かるかな??)、" I "のあとに"aaa...(実際は「アイ、ヤー」と聞こえる)"という音を挟んで間をおく話し方もよく聞きます。これもわりと時間をかせぐ常套手段として使えます。

あまり「これぞ!」という実例が見つからないのですが、例えばこのインタビュー*なんかを聞くと、最初の1分だけで吃音型の言いよどみ(0:18, 0:28, 0:57などなど)がかなりたくさん出てきます。

次に中国語ですが、日本語と比較すると吃音型の言いよどみがよく使われているような印象を受けます。"我"、"他"、"很"、"有"、"到"などなど、単音節はじゃんじゃん繰り返されているように思います。また単語内の音節を伸ばすタイプの延伸型言いよどみはあまり聞きませんが、単語末を伸ばす延伸はよく使われています**。

例えば吃音型なら
・我我我没有这个意思。
・你你你很渴望自由吗?
・因为因为其实去很很很多国家都都还是会被人家人出来嘛。
・毕竟还是要要演出,演出的时候你你你才发现很多问题呀。。。

延伸型なら
・我们~都~不需要讲话。我们~都知道~对方想做什么。
・演戏的话~真的~不知道~自己有这样的兴趣。
・我觉得~这个演法~比较适合音乐剧。
・我总是~想~两样东西;第一,我~自己~是演戏的跟~唱歌的。。。

などなど。少しでも実例を・・・と思って最近聞いたインタビューなどから例文をとったので、少々語彙が偏ってますが(したがって背景も想像しづらい)、イメージ沸くでしょうか?

あとこれは英語・中国語両話者に言えることですが、ポカッと空白の数秒ができてしまったときに、舌打ちをする人がわりといるんですよね。これも普段すごい気になってるのに、いざ例となる動画・音声を探すと見つからないんですけど・・・。中国の女優さんの赵薇が話すのを聞いていて「よく舌打ちする人だな」と思った覚えがあります。また気になる方はチェックしてみてください。色々観察してると、こんな舌打ちまでも自分が真似してしまっていることに気がついた。

実際にこういった言いよどみで稼げる時間は数秒ですし、確かに生理的な要素が多いと思うので、あまりやりすぎるとわざとらしくなるかもしれません。
「あ、私、英語話者/中国語話者っぽく言いよどんでるわ」という優越感が、言いたいことがスラスラ出ない!という心理的困難を少し楽にしてくれます。そして実際には詰まってるくせに、「ペラペラ喋ってる!」と思わせる効果もありなんです。

*イギリスで活躍する日本人女優の森尚子(naoko mori)さんのインタビューです。幼少期をアメリカで数年過ごした上、12歳からイギリスに移住したということで、日本人なまりはまったくありませんが、とても聞きとりやすい英語を話されます。このインタビューは、彼女が出演していたBBCのドラマシリーズ"Torchwood"にかんするものです。私は去年の夏この"Torchwood"にはまりました。後味が悪くなるエピソードが多かったけどおもしろかった。

**中国語の単語末延伸が多いことは以前紹介した以下の本に詳しく紹介されています。
『文と発話1:活動としての文と発話(第1巻)』 串田秀也・定延利之・伝康晴(編)
"非流ちょう性への言語学的アプローチ:発音の延伸、とぎれを中心に(P 209-228)" 定延 利之・中川(モクタリ) 明子(著)
出版社:ひつじ書房
価格:3,360円


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by mei_mokh | 2010-08-10 23:34
2010年 08月 08日

“you know....”の落とし穴

e0152956_10452271.jpgところで、はじめて英語の"you know"が「あなたは知っている」という意味ではなくて、「えーっと」のようなフィラーとして使われることがあると知ったときには、とても驚きました。そして自然にそれを使うことができたら、何てかっこいいだろう、と思いました。

そんなことを思っていたとき、英語の勉強ではずっと先をいっていた姉にこんなことを言われました。

「英語がうまいな~と思う日本人の不自然なところをあげるとすると、"you know"を多用し過ぎるということが言えると思う」と。

ちょうどそのとき、二人でオノ・ヨーコのインタビューをテレビで見ていたのですが、確かに流暢な英語を話すオノ・ヨーコも"you know"をたくさん使っていました。

この間たまたま見つけた元大リーガーの長谷川滋利のインタビューでも"you know"がかなり多かったかな。

・・・まぁ、こんな場面でこれだけ流暢に話せたら、例え"you know"を多用しすぎて少々不自然になったとしたって、全く問題ないでしょうけど(何も「落とし穴」なんて言うほどのことは全然ない。オノ・ヨーコにしても)。野球選手のインタビューときたら、尚更ありかもしれませんね。

ただ"you know"を自然に使えたらかっこいいだろうな~~と思っていた私にとっては、姉の感想は意外なものだったので、印象に残っているというだけの話です。

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by mei_mokh | 2010-08-08 10:46