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国産トライリンガル(英語・中国語)のススメ

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2011年 05月 09日

やらない方がいいこと その1

やらない方がいいこと その1_e0152956_1222330.jpg何度か書いているように、私は基本的に「外国語学習において間違った、或いは全く効果のない学習法はない」と思っています。たった一日やっただけで、いやたった3分やっただけで「あー、やっぱりしんどい!やーめた!」と思ってしまうような学習法でも、その3分の間に学んだことは無駄にはなっていないはずです。私も自分が飽きっぽくて、「こういう学習法は向かんやろうな・・・」ということが分かっていても、たまに何を思ってか参考書を買ってしまったりします(ほんで、やっぱりパラパラっと見て少しやって止めてしまいます)。それでも何か1つでも学ぶものがあれば、まぁいいかという気持ちでいるようにしています。

とはいえ・・・、例え効果なしとはいかなくても、自分にとって「やっぱりこれだけはあかんな」という学習法も経験的に分かってきました。これが皆さまに当てはまるかどうかは分からないのですが、私の場合はとにかく「参考書に助けてもらってしまう学習法」、別の言い方をすると「自分で苦労したり考えたりする力を放棄してしまうような学習法」は効果がかなり低いことが分かりました。その代表的なのが、「映画で外国語を学ぼう!」というような参考書です。セリフが書いてあって、日本語訳があって、単語の意味や文法も説明されていて、中国語ならピンインもあって・・・至れり尽くせりなんですが、同じドラマや映画を教材として使うなら、そして同じ時間を割くなら、

自分でディクテーションをしてみる

全く歯が立たなかったら外国語字幕を見ながらリスニングに集中する

分からない単語は辞書で調べる

それでも全体のセリフの意味が分からなかったら日本語字幕で確認する

日本語字幕を確認したらもう一度外国語字幕あるいは字幕なしでリスニングに集中してみる

だいたいのセリフが耳に入るようになり意味がとれるようになったら、音声だけを録音してウォークマンなどで何度か聞いてみる

というような作業をした方がずっとずっとためになります。特に最後の音声を録音するというのはひと手間かかりますが、とびきりためになる教材になります。例え45分あるエピソードの前半あるいは3分の1しかできなくても、市販の至れり尽くせり教材を使ってサラっと最後までいくよりもよっぽど身につきます。

あとは以前も書きましたが、日記をつけるというのはとにかく最高の学習法です。日々起こったことだけではなくて、気になった新聞記事に関する自分の意見や読書・映画の感想なんかも書いてみると、ぐっと使用しなければならない表現や語彙が膨らみます。そのときも、「外国語で日記をつけてみよう」というような参考書に頼るのではなく、自分が表現したいことはまず自分で書いてみる。分からない単語は辞書をひく。もしかしたら間違っているかもしれないけど、それでもいいんです。いつか間違いに気がついたときに直せばいいんです。

やはり語学力を身につけるためには、しんどい思いをする必要があるんでしょうね^^; 今回書いたことが、どの程度皆さまにも当てはまるか分からないので「やらない方がいいこと」なんてタイトルで投稿するのは如何なものかとも思ったのですが・・・ご共感頂けるかな?

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by mei_mokh | 2011-05-09 12:22


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