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国産トライリンガル(英語・中国語)のススメ

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2010年 08月 18日

中国語のオーディオブック2

中国語のオーディオブック2_e0152956_13524294.jpgそんな訳で、英語ほど簡単にMP3ファイルをダウンロードできる中国語のサイトが見つからないので、通販で朗読CD(まぁ要するにオーディオブックなんですが)として販売されているものをここ数カ月の間に2点買いました。

私はここんとこ中国語の書籍は大抵「書虫」というサイトで購入するのですが、朗読CDもこのサイトで見つけました。1つは李可という作家の『杜拉拉升职记』、もう1点は巴金の『家』です(どちらもUNABRIDGED)。『杜拉拉升职记』は以前、月刊誌『聴く中国語』で紹介されていておもしろそうだと思って購入しました。話自体はおもしろかったし、音質、朗読ともに問題ないんですけど、ちょっと凝り過ぎ・・・という印象がありました。男女2人のナレーターが交互に朗読するんですが、BGMがかかってたり、なんかもうちょっとシンプルにしてくれてもよかったかな。長時間聞くにはやはり「朗読音声のみ!」のものが個人的にはいいように思います。値段もかなり高めでした。

巴金の『家』は今聞いているところですが、これはいいです~~~~。買って正解でした。『家』は過去に読みかけて、どうもおもしろいと思えなくて止めてしまったことがあったのですが、何となくもう一回トライしようと思って今回購入しました。中国語を「美しい言語」と形容する人がわりといますよね。正直に言うと私は普段あまりそのような意識を持つことはなく、どちらかというと、まくしたてるように話される中国語を聞いて「おもしろいな~」と感じる方が多いくらいです。その上普段あまり「古き良き中国」というのを全面に押し出した小説なんかもあまり好んで読んでいません(-_-;) こんな私でも、巴金の『家』はその朗読を聞いて「中国語ってきれいだな~」と思ってしまいました。こちらの方は章がかわるときに、たまに短い音楽が入りますが、それ以外にBGMはなしです。最近毎晩、この朗読を聞きながらタイムスリップしている気分になってます。巴金の作品は他にも朗読CDが出ているようなので、また他のものもトライしてみようと思っています。

「書虫」のサイトにある「朗読CD」というページを見ると、朗読CDとして販売されているものの一覧表がでています。中国のウェブサイトを散々検索した後に、この「書虫」のページを見ると「正規の料金を払わないといけないんかー」という思いが頭をよぎらん訳ではないのですが、まぁやっぱりそれだけの違いはあるかな、という印象です。やはり正規の料金を払って購入するものとそうでないものとでは、品質の違いが顕著です^^

以下、全く個人的な意見ですが・・・。英語に比べて中国語の場合は「多読」がスピーキングの上達には直結していないような気がします。というのも、日本人が中国語の小説を読む際、分からない単語の意味や声調を調べながら読む・音読するという所謂「精読」をしない限り、どうしても目で見る情報だけを頼りに読み進めてしまう傾向があると思っているからです。何せ阅读の得意な日本人ですから・・・。その点、オーディオブックを利用、或いは併用すれば(文字を目で追いながら聞けば)、発音をなおざりにすることなく「多読(多聴か)」を進めることができます。私もこれからどんどん中国語のオーディオブックを利用して「多聴」していきたいと思います:))

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by mei_mokh | 2010-08-18 13:56 | 中国語学習法


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